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働くの実験室(仮)ができるまで 後編  「働きやすさとKUFUの話」

こんにちは!
「働くの実験室(仮)」室長の中澤(@nakamaririri)です。

前回記事に引き続き、働くの実験室(仮)ができるまでのことを書いてみたいと思います。

後編の今日は、プロジェクトの中心にある"働きやすさ"というテーマについて、そして大切にする姿勢でもある「実験=KUFU(工夫)」についてお伝えします。

"働きやすさ"というテーマ

「働くの実験室(仮)」の中心には、”働きやすさ”という大きなテーマがあります。
人の働き方や企業のあり方を考えることを通して、これからの"働きやすさ"を探していきたいと考えているのです。

なお、“働きやすさ”という言葉についてはさまざまな解釈があると思いますが、私たちは「人が心身ともに健やかに、前向きに働ける環境」のことだと考えています。

昨今、 "働きやすさ"というテーマは、働き手にとってだけではなく、企業にとっても重要なキーワードになっているように思います。
労働力人口が減少し、不確実性が増す世の中でこれからも企業が成長し続けるためには、自社で働く一人ひとりの従業員に最大限に能力を発揮してもらう環境を整えることが不可欠だからです。

それでは、”働きやすさ”は、どういった条件のもとで生まれるのでしょうか。
ハーズバーグというアメリカの心理学者が提唱した二要因理論が参考となるので、ご紹介させてください。

人の仕事の満足度を決める要因としてはモチベーション向上につながる動機付け要因と整っていないと不満につながる衛生要因の2種類がある

仕事への満足度を決定するのは、達成感や承認、成長などモチベーションを引き出す動機付け要因と、労働条件や対人関係などの安心して働くための条件である衛生要因の2つ。

両者が満たされる時、人は自身の仕事に満足することができ、結果として”働きやすさ”が生まれると言えるのではないでしょうか。

後押ししたい、世の中の変化

そうは言っても、”働きやすさ”は、一朝一夕につくれるものではないはず。

さまざまな働き方の課題を、私たちはこれからどのように解決していくことができるのでしょうか。

そのためにはまず、従来の働き方の背景にあった、企業と人の関係性や個人の成功像、仕事と生活の捉え方といった、社会の価値観そのものに働きかけていく必要があると考えています。

企業と働き手の関係性を上下関係から対等な関係へと変えていくこと。
単一的だった"成功像"のあり方を広げていくこと。
仕事と生活の境目をゆるやかにしながら、どちらも大切にできるようにすること。

世の中を見渡すと少しずつ兆しが見えはじめているとも感じますが、「働くの実験室(仮)」の活動でもこれらの価値観の変化を後押ししていきたいと考えています。"働きやすい"社会を目指して。

プロジェクトが後押ししたい世の中の変化についての図です

実験 = KUFU(工夫)

働くの実験室(仮)の中心にあるテーマをご説明したところで、最後に私たちがプロジェクトの中で大切にする「実験=KUFU (工夫)」という姿勢についてお話して終わりにしようと思います。

"実験は"プロジェクトタイトルの一部にもなっている言葉なのですが、
これは、SmartHRという企業に根付く「KUFU (工夫)」という考え方と強く結びついています。

当たり前とされている物事を疑い、工夫しながら新しいあり方を探すという姿勢は、以前からSmartHR社に根付くカルチャーです。
(実のところ、私たちの創業当時の社名はまさに KUFU なのです。)

今も日々小さなことから大きなことまでたくさんの工夫を続けながら組織やサービスを育てている私たちですが、ここで象徴的な工夫の例を一つご紹介します。



2019年4月。オフィスの移転により、それまで通り10時に出勤しようとすると、エレベーターのラッシュに巻き込まれるようになってしまった私たち。

そのまま考えると「ひとりひとりの社員が時間に余裕を持って出勤する」という解決策になるかと思うのですが、
その時行われたのは「コアタイムを10時→10時15分に変更する」という制度の変更でした。

エレベーターのラッシュという日々のストレスを仕方がないこととして諦めるのではなく、出勤時間というルールそのものを疑い、変えることで、働きやすい環境をつくろうとしたのです。
その時私はまだ入社していなかったのですが、当時を知るメンバーたちから、爽快な工夫だったという話を聞いています。

当たり前とされている前提を疑い、より良い形に変えていこうとすること。
うまくいかない可能性があったとしても、議論した上で試してみること。
試行錯誤しながら、新しい働き方をつくっていくこと。

"働きやすさ"は、小さな工夫の積み重ねから生まれていくものだと思っています。

「働くの実験室(仮)」プロジェクトの活動でもこの姿勢を大切にしていきます。


これからの活動をお楽しみに

 2回に渡ってお届けしてきた、働くの実験室(仮)ができるまで。
いかがだったでしょうか。
このプロジェクトの成り立ちが、少しでも伝われば嬉しく思います。

今月末からいよいよさまざまな取り組みが本格始動していく予定ですが、それまでの間、公式Twitterやニュースレターを通じて、お知らせや、"働く"にまつわる気になるニュースを日々発信していくので、ぜひのぞいてみてくださいね!

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SmartHRがはじめる「働くの実験室(仮)」は、さまざまな取り組みを通じて人と企業のこれからを模索するプロジェクトです。社会の変化をしなやかに受け止めながら小さな試みを繰り返す、実験室のような存在を目指します。こちらでは実験の過程を随時公開しています。