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読む、 #ウェンホリ No.08-01「エンタメ業界に携わる人の肩書き問題」

ラジオ書き起こし職人・みやーんZZさんによるPodcast「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」書き起こしシリーズ。通称「読む、#ウェンホリ」。第8回の芸人・小沢一敬さんとベーシストのハマ・オカモトさんの対談から「エンタメ業界に携わる人の肩書き問題」をお届けます。

エンタメ業界に携わるなかで悩ましいのが肩書き。自身のアイデンティティとして何を大切にしているのかがわかるものだけに、二人とも中途半端なものは書けないという想いがあるようです。

職業欄に書く肩書きどうしてる?

小沢:さあ、今日はポッドキャストのパーソナリティとしてハマくんと話してるんですが。一応、肩書き、僕は芸人。ハマくんはミュージシャン……ミュージシャンって言っていいの?

ハマ:ミュージシャンで、はい。お願いします。ベーシスト・ミュージシャンっていうことで。

小沢:肩書き、どうしてる?

ハマ:「ベーシスト」にしてますけど。

小沢:ああ、いいね!

ハマ:僕は曲をつくったりはしないので。僕はベースを弾いてるっていうだけなんで。で、こうやってラジオに呼んでいただいたりする機会もあるんですけど、やっぱり軸が音楽をやってる人間だっていうのを出していかないと……と思ってるんで、ベーシストっていう。

小沢:なんかいろいろな書類があるじゃん? 書類に職業名、あるじゃん?

ハマ:あれ、どうしてます? 小沢さん。ついこの間、僕もちょっと海外に行くみたいなことで書いて。もう、わけがわかんないから、空欄にしちゃいましたよ。

小沢:マジであれ、悩むんだよ。だけど、俺らの周りだと「タレント」って書いたりする人もいるけど。俺、まずタレントではないのよ。絶対に俺、タレントじゃないじゃん?

ハマ:うんうん。タレントっていうのはちょっと違うかも……。

小沢:でも「漫才師」って書くほど……NGKとかザ・大阪の先輩たちなんかは月に30本とか漫才やるけど、俺らはそこまでやってないから。だから漫才師って書けねえと思って。

ハマ:やっぱりまっすぐな人ですね。小沢さんは。

小沢:違う、違う。あるとき、職業欄に「小沢一敬」って書いたの。

ハマ:おおっ、すげえ。本物だ(笑)。

小沢:そしたらね……注意された(笑)。

ハマ:フハハハハハハハハッ! ああ、「ここじゃないですよ」って?

小沢:「ここじゃないですよ」って。で、そこからは俺は職業を「被写体」にしてるの(笑)。

ハマ:フハハハハハハハハッ! それも何を言われるんですかね? まだ言われてないだけなのかな?

小沢:「本気ですか?」とは言われてるよ。「本当にこれでいいんですか?」って言われる。

ハマ:被写体(笑)。かっこいいなー。

自分の職業は世の中に認められているのか?

小沢:でも、本当に職業欄って困るね。だけど、いろいろさ、会社勤めをされてる方でも……たとえば美容師さんでもお医者さんでもいいけど。職業欄に「自分の職業はこれだ!」って胸張って書ける人もいるけど。俺らみたいな仕事、エンタメ業なんて特に、なんだろう? 職業欄っていうか、「そんな職業、世の中に認められてるのかな?」と思うとき、ない?

ハマ:ああ、はいはい。そうですね。「職業って言っていいのかな?」っていうと、ちょっと大げさですけど。何かそういう気持ち。

小沢:俺にとっての漫才師って書くのはおこがましいし。師匠たちに比べれば漫才やってないし。だからたとえば、なんだろう? 「ミュージシャンって書くのはおこがましい。曲をつくってないし、俺はベースを弾いているから、ベーシストだ」みたいな。なんかさ、書きづらいし。周りにそう呼ばれても……たとえば「タレントさん」とか「芸人さん」って言われても俺、照れちゃうのよ。

ハマ:ああ、そうか。まあ、たしかにちょっと照れは……いや、それはたぶん先週というか、前回のに通じますよね。やっぱり「『仕事で行ってきた』って言わない」みたいな話をしたじゃないですか。やっぱりそこにも通ずるっていうか。

小沢:だから俺、ハマくんはあれがいいと思う。「ミュージシャン」じゃなくて、「バンドマン」。

ハマ:ああ、バンドマンね。

小沢:バンドマンっていう職業がいちばん、俺、かっこいい職業名だと思ってる。

ハマ:バンドマンは、でもたしかに、もうその今、話に出たなかだったらいちばんそうだなとは思います。それでしかないですし。

小沢:バンドマンね。バンドマンみたいな職業に就きたかったな。

ハマ:小沢さんは音楽が好きだから、バンドマンっていうのをそういうふうに認知してくれてるっていうか、そういうふうに言ってくれますけどね。だから当人になると、やっぱりそのバンドマンとか書くのもミュージシャンとかも……。だからなんかね、やっぱり消去法にしていっちゃうとね、なかなか……小沢さんと僕は違うあれですけど。なかなか難しい。

小沢:まあエンタメのくくりっていう。

ハマ:エンタメ、エンターテイメントのっていうことですね。

小沢:ということで、今回のテーマは「私たちの心地良い暮らしとエンタメの関係」について話し合っていきたいです。

ハマ:フフフ(笑)。テーマ出しだけ別人なんだよな、小沢さん。

小沢:俺のなかにアシスタントが来てるから。

ハマ:ああ、そういうことなんですね、今(笑)。そうだったんだ。なるほど。

<No.08-02に続く>

文:みやーんZZ


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